NEWS お知らせ

精神科病院における安心・安全な医療を提供するための研修のお知らせ

 日本精神科病院協会では、令和2年度も精神科病院における安心・安全な医療を提供するための研修を開催いたします。

 本研修は厚生労働省による精神科医療体制確保研修(精神科病院における安心・安全な医療を提供するための研修)事業によるもので、日精協は本事業が開始された平成28年からこれを受託し、毎年実施してきました。

 令和2年度はコロナ禍の為、従来のような集合形式での研修会開催は困難と判断し、オンラインによる研修としました。24時間いつでも受講していただけますし、1日1講義ごとの受講も可能です。 対象者は精神科医療に従事する全職種で、参加費は無料です。

⇒ 研修会の詳細はこちらから
 

 これまで日精協では、精神科医療の水準の向上をはかる為に全職種に対して、様々な研修を企画し実施してきました。その中で、これまでタブー視されてきた暴力について正面から向き合うことを決意し、平成26年に全会員病院への実態調査を行いました。その結果、精神科医療現場では、入院・外来・在宅にかかわらず暴力リスクはさけて通れぬものであることが改めて認識されました。

⇒ 精神科病院暴力行為実態調査報告書はこちらから
 

 精神科病院関連施設に勤務する全ての職員が、暴力の発生するメカニズムや、暴力をいかに早期に察知して回避するか、その際どのような行動をとれるかを、体系的に学ぶ機会をもうけるべく、検討を重ね、厚労省とも協議してきました。その成果が本研修です。
 また、日精協ではさらなるステップとなる日本精神科医学会の認定資格 精神科医療安全士を創設しました。

 日精協は、これからも精神科医療現場の患者及び職員の人権と安全を守り、精神科医療の質の向上に努めてまいります。

(常務理事 岡本 呉賦)