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日本准看護師連絡協議会 設立総会開催される

日本准看護師連絡協議会(准看協)は、日本精神病院協会(日精協)の発案により、日本医師会、四病院団体協議会の合意のもと全面的な支援を受け、平成27年11月6日に発足いたしました。准看協は准看護師養成制度の存続と、全国レベルでの准看護師の能力向上を目指した生涯教育研修体制の確立を主たる目的としており、准看護師の組織化を実現いたしました。このたび、その設立総会が平成28年3月4日(金)東京都千代田区の学士会館にて盛大に開催されました。

今回の設立総会で、初代会長に滝田浩一氏が選出され、会の初めに以下の活動方針
①准看護師の会員登録及び教育研修体制を構築する。
②准看護師が、看護師を目指すことを支援する。
③准看護師の意見集約の場を確保し、社会的地位の向上を図る。
④准看護師養成環境の改善・強化を行う。
⑤潜在准看護師の再就職を支援する。
を掲げ、今後の活動について力強く語られました。

その後、安倍晋三首相、塩崎恭久厚生労働大臣他多くの方々から准看協設立の意義と今後の活動への期待、激励のご祝辞があり、厳粛ななかにも和やかな雰囲気のうちに、無事閉会しました。

平成26年時点で就労している164万人の看護職のうち、約21%の34万人が准看護師です。日精協の会員施設・人員調査によると日精協会員病院には准看護師全体の10%にあたる3万4000人余の准看護師が所属し、日夜、精神科医療等の分野で活躍されています。少子高齢化はすでに現実のもので、2025年には200万人の看護職が必要であるとの試算も出されている状況です。医療、福祉、介護の現場では専門知識と技術を有する看護職への需要が高まるばかりで、地域に密着し活躍される准看護師の養成は是が非にも必要です。准看協の設立は大変意義深いものがあり、看護師不足対策の大きな一助になるものと確信しております。今後も着実な活動とその発展が期待されています。

准看協では、正会員・賛助会員を募集しています。
詳しくは日本准看護師連絡協議会のホームぺージ 入会のご案内をご覧ください。
日本准看護師連絡協議会ホームページへ

(理事 岡本 呉賦)