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日本准看護師連絡協議会 会員募集のお知らせ


平成27年11月、日本准看護師連絡協議会が発足しました。日精協の発案で、準備会世話人の准看護師と約8か月にわたって設立協議を重ねてきました。また、日本医師会、四病院団体協議会とも本協議会設立について協議の上、賛同を得ました。
 
准看護師制度については、平成8年度厚生科学研究において将来的に廃止するという方針が打ち出され、現在もなおその方針は変わっていません。看護師・准看護師は現在約142万人が就労していますが、その内約34万人が准看護師です。現実には今日の医療現場を支える重要な役割を担っているのです。しかしながら、カリキュラムの変更、診療報酬体系の見直しや准看護師養成校に対する補助金の減額等により、養成校の卒業生は20年前の3分の1の1万人にまで減少しました。平成37年の看護師必要数は200万人と推計されており、准看護師制度廃止は看護師不足に一層拍車をかけることになります。
また、現在行われている看護教育はそのほとんどが看護師を対象としたもので、准看護師が教育研修を受ける機会は非常に乏しい状況です。一方で、准看護師が医療現場で担っている役割や昨今の医療・看護技術の進歩などを考えると、看護師と同様に教育研修体制の充実を図ることは喫緊の課題であります。
 
日本准看護師連絡協議会は准看護師の生涯教育研修体制の構築を主な活動方針としています。その他の活動方針として、キャリアアップの支援、通信制養成課程の実務10年以上の要件緩和の要望、准看護師の意見集約と発言機会の向上、准看護師養成環境の改善・強化などを掲げています。
本協議会は准看護師の教育研修体制を提供する場となるだけでなく、看護師へのキャリアアップの手助けとなるような情報提供を行っていきます。
 
会員病院におかれましては自院の准看護師の本協議会への入会を勧めていただき、研修会等への参加を促していただきますようお願いします。合わせて会員病院が賛助会員として参加することによって本協議会を支えていただきますようお願いします。
 
日本准看護師連絡協議会の成功は会員病院の看護師不足対策の大きな一助となると確信しています。

 

(常務理事 林 道彦)

 
 
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