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第12回日本精神科医学会学術大会 開催報告

 2023年10月12日、10月13日の2日間、熊本市の熊本城ホールにおいて「コロナ・災害からの復興と支援―求められる精神医療と社会―」をテーマに、第12回日本精神科医学会学術大会が開催されました。学会長は山崎學会長、大会長は相澤明憲常務理事、実行委員長は熊本県支部長の私が務めました。

 2日間の日程の中で、スライド発表132演題、ポスター発表40演題と多くの一般演題が発表されました。また山崎会長の会長講演をはじめ、2つの特別招待講演、3つの特別講演、2つの教育講演、多彩なテーマの10のシンポジウムなどに、日本全国から2日間で約1000人の参加がありました。

 約1年前に準備を始めた時には、2023年10月には新型コロナウイルス感染症の影響はほぼ無いであろうと考えていました。しかし2023年6月から感染症法の2類相当から5類になったにも関わらず、7月から9月まで新型コロナウイルス感染症の流行が続き、秋口にはインフルエンザも流行し始めるなど大変心配しました。

 しかし開催当日には多くの方々に熊本城ホールに来ていただき、大変うれしく思うと同時にほっとした気持ちになりました。開催終了後も「会場が賑わっていたことがとても嬉しかった」、「講演やシンポジウムの内容が大変良かった」などとお褒めの言葉やメールをいただくことがあり、無事開催できたことの喜びをかみしめることが出来ました。

 あらためて参加していただいた方々、準備段階から開催に協力していただいたスタッフの方々に深くお礼を申し上げます。また来年は、夏に東北の仙台で開催予定ですが、必ず来年も第13回日本精神科医学会学術大会が成功することを心から祈っております。

(第12回日本精神科医学会学術大会実行委員長 荒木 邦生)


 
第12回日本精神科医学会学術大会(九州地区) 一般演題:表彰
各賞 演題
番号
都道
府県
病 院 名 氏  名 演   題
学会長賞 S12-4 熊本県 社会医療法人ましき会
益城病院
伊豆丸 聖乃 ピンチをチャンスに!チェンジ!チャレンジ!洗濯
~現代に見合ったB型事業所の土台作り~
奨励賞 S18-2 群馬県 医療法人社団山崎会
サンピエール病院
吉澤 さおり 精神疾患を抱えた患者への音楽を用いた手洗いの取り組み
S20-6 新潟県 医療法人社団三交会
三交病院
井上 祐弥 ディエスカレーションに関する自主制作アニメーションの効果
P1-1 東京都 学校法人昭和大学
昭和大学附属烏山病院
安藤 睦実 精神科病院のスタッフが身体科病院へ ~架け橋モデル~