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第21回定時社員総会 開催

令和4年6月10日(金)、第21回定時社員総会・全国会員連絡協議会が開催されました。

冒頭、山崎學会長から「ロシアのウクライナ侵攻に端を発するエネルギー問題や食糧危機が続く中、精神科医療をどのように守っていくか、とりわけ食品価格が高騰する中で、入院時食事療養費の引き上げは喫緊の課題である。入院時食事療養費が25年以上据え置かれている事実を国民の皆様に周知し理解を求める大規模な広報が必要と考えている。電気・ガス料金、A重油などの値上がりについても、医療機関は統制経済の中にあり、勝手に診療報酬は上げられない。公共料金などの値上がりに伴う臨時の補填を早急に訴えていきたい。」とのご挨拶がありました。

続いて、田原克志厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長(代読 林修一郎精神・障害保健課長)から来賓祝辞をいただきました。

議決事項では、令和3年度事業報告(案)、令和3年度決算書(案)が上程され、可決されました。
協議・報告事項に入り、執行部より「厚労省 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」とりまとめについて、「障害者総合支援法改正法施行後3年の見直し」では高齢障害者に対する支援、医療と福祉の連携について等の説明、新型コロナウイルス感染症対応状況及びワクチン接種状況に関する調査結果、日本精神科医学会 精神科領域上級医の発足について、認知症臨床専門医の精神科サブスペシャルティボードによる認定について等が報告され、日本精神医学会から各種研修会についての説明の後、第11回日本精神科医学会学術大会実行委員長から今大会のご案内がありました。
各支部からは、諸物価高騰に対する不安、診療報酬、新型コロナ感染症に関する対応等について質問・意見・要望がありました。
第3号議案では前回の社員総会で承認された全国区理事増員に伴い理事2名の選出が行われ、南尚希先生、黒田典生先生が信任されました。

引き続き開催された全国会員連絡協議会では質疑応答が行われ、第21回定時社員総会並びに全国会員連絡協議会は終了となりました。

(常務理事 長尾 喜一郎)