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第10回日本精神科医学会学術大会 開催報告
令和3年9月9日・10日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜会議センターにおいて第10回日本精神科医学会学術大会を開催いたしました。令和2年度の第9回学術大会(大阪府において開催予定)が、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため開催中止となり、なお感染状況が収束しない中で、集合形式での開催に加えて、ライブ配信、オンデマンド配信など新しい手法を取り入れたハイブリッド形式での開催となりました。
開催のテーマは「令和の多難な時代に求められる精神科医療~希望に応えるために私たちに出来ること~」とし、参加登録もインターネットからのオンライン登録のみとしました。事前参加登録者402名(うち現地参加人数はおよそ177名)、当日登録30名に加えてオンデマンド配信の視聴を可能とする追加参加登録者108名の合計540名の参加をいただきました。
当日のプログラムのうち、開会式、山崎學会長講演、厚生労働省精神・障害保健課長講演、神奈川県内6大学の教授による教育講演、シンポジウムの一部については、当日来場者の他、ライブ視聴や後日のオンデマンド視聴(令和3年9月22日~令和3年10月6日の期間)も行いました。また、特別招待講演は五木寛之氏をお招きし、多くの来場者とライブ視聴をいただきました。さらに、特別講演、セミナー、シンポジウムの一部についてもオンデマンド視聴を可能とし、一般演題(スライド発表、ポスター発表)はオンデマンド配信でのみ行いました。このため、今回の一般演題の学会長賞、奨励賞の審査はオンデマンド配信終了後に行われ、表彰者の発表は令和3年10月12日に行いました。
例年の表彰は学会長賞1演題、奨励賞3演題ですが、今回は発表内容を詳細に知るための発表者への質問などができないために学会長賞の選考が難しくなり、学会長賞に近い奨励賞4演題を表彰することになりました。受賞されました会員病院の皆様おめでとうございます。
大会運営については、平川大会長、関東地区の皆様をはじめ、ご参加の皆様、協賛企業・団体の皆様に厚く御礼申し上げるととともに、新しい形式での開催に尽力いただいたJTBコミュニケーションデザインに感謝申し上げます。
来年度の第11回日本精神科医学会学術大会は、東海地区の担当(森隆夫大会長、山岡功一実行委員長)で、2022年10月27日・28日の両日にわたり静岡県浜松市で開催されます。新型コロナウイルスが収束することを願って、来年の浜松市での学術大会へも多数のご参加をよろしくお願いいたします。
第10回日本精神科医学会学術大会(関東地区) 一般演題:表彰 | |||||||||
各賞 | 演題 番号 |
都道 府県 |
病 院 名 | 氏 名 | 演 題 | ||||
学会長賞 | なし | ||||||||
奨励賞 | S1-4 | 大阪府 | 社会医療法人北斗会 さわ病院 |
榎本 ゆり子 | 精神科デイケア患者の口腔機能現状 | ||||
S4-2 | 東京都 | 医療法人社団光生会 平川病院 |
田中 康之 | 管理栄養士が果たすべき役割とは -タスクシフティング・タスクシェアリング- |
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S11-2 | 千葉県 | 医療法人社団建仁会 船橋北病院 |
井口 千春 | 精神科病院における新型コロナウイルス感染対策及びクラスタ-発生対応時の課題 | |||||
P-12 | 神奈川県 | 医療法人社団厚仁会 秦野厚生病院 |
川口 陽介 | 薬剤インシデント減少に向けた要因分析 |