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第10回日本精神科医学会学術大会のご案内

 日本精神科医学会は、日本精神科病院協会の公益化(平成24年)に伴い、協会内に発足しました。令和2年度に第9回学術大会を大阪府において開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、残念ながら開催中止となりました。その後の感染状況はいまだに収束する兆しが見えていませんが、オンラインによる講演、シンポジウムの開催等、新しい手法を取り入れて、令和3年9月9日(木)~10日(金)に神奈川県横浜市において第10回日本精神科医学会学術大会を開催することとなりました。
 今回の開催は、関東地区の担当で、日本精神科病院協会の山崎學会長が学会長、関東地区代表の平川淳一先生が大会長を務め、実行委員長は大野史郎(神奈川県支部長)が担うこととなりました。

 2019年に年号が令和となり、日本は新しい時代を迎えました。令和の時代に日本社会はさらなる高齢化とともに医療スタッフのマンパワー低下をもたらす超高齢化・人口減少社会に突入していきます。また毎年、自然災害によってもたらされる甚大な被害への対応はこれからも必要になっていくと思います。そして今世界中に脅威をもたらしている新型コロナウイルス感染症により、これからの日本社会でも生活様式や働き方に大きな変革が求められていきます。精神科医療に関わる我々にも令和は厳しい時代になることが予想される中、今回の学術大会のテーマは「令和の多難な時代に求められる精神科医療~希望に応えるために私たちに出来ること~」といたしました。

 会場は、「パシフィコ横浜 会議センター」において行います。会長講演、特別招待講演、特別講演、教育講演については、お集まりいただいた方のほかにライブでも配信を行う予定で、シンポジウム、ランチョンセミナー、イブニングセミナーなどの一部もライブ配信を予定し、一般演題(スライド・ポスター)につきましてはオンデマンド配信となる予定です。新型コロナウイルス感染症の状況によっては、WEB開催となってしまいますが、感染拡大が落ち着いてくれることを願って、多数の演題発表、活発な議論をしていただき、令和の精神科医療の難局を乗り越える希望を一緒に模索していける学術大会になることを期待して、奮っての御参加をお待ちしております。

第10回日本精神科医学会学術大会

(実行委員長 大野史郎)