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第十回臨時社員総会(於・パレスホテル東京)

 去る2月10(金)、日本精神科病院協会 第10回臨時社員総会が開催された。

 冒頭、山崎会長から、「今後、社会保障制度を維持していくには、医療保険制度と介護保険制度を統合し、1本の制度として運用し効率化を図る必要がある。また、高齢化の影響で高額薬剤が増えるため、医薬品は医療保険の外出しにして現物給付にするという抜本的な改革の検討をしても良い時期ではないか」との挨拶があった。
 続いて、椎葉茂樹 厚生労働省大臣官房審議官、堀江裕 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長(田原克志 精神・障害保健課長代読)、横倉義武 日本医師会会長から来賓祝辞を頂いた。
 
 議決事項では、平成29年度事業計画書(案)、平成28年度収支補正予算(案)、平成29年度収支予算(案)について上程され可決された。
 また、同じく議決事項において、現在3期までとなっている会長任期の延長を例外的に認める定款改正案及び、副会長の定員数を現在の4名以内を5名以内と増員する改正案が承認された。
 
 協議・報告事項では、精神保健指定医資格の不正取得及び相模原市の障害者支援施設における事件を受け、「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」の中で検討されている精神保健指定医の指定等のあり方と措置入院制度に係る医療等の充実について等の論点が説明された。
また、本年10月12日(木)~13日(金)広島国際会議場で開催される日本精神科医学会学術大会の告知がなされた。
 引き続き開催された全国会員連絡協議会では、これまで同様、活発に質疑応答が行われ、第十回臨時社員総会並びに全国会員連絡協議会は終了となった。