精神科医療の未来を創造する 公益社団法人日本精神科病院協会

　日精協では他科受診時の負担軽減を国に要望する一方、精神科病院に入院中の患者に対して、精神科医による身体合併症への初期対応やcommon diseaseへの対応力を向上する目的で、平成25年11月に精神科医のための身体合併症講習会を企画、開催しました。好評を得ましたため、日本精神科医学会学術大会の期間中に開催する、比較的基本的な内容を習得する「スタンダードコース」と、別途少人数参加型の講習会「アドバンストコース」を年2回行ってきました。
 
　今まで臨床の第一線でご活躍の先生方を講師としてお招きし学ばせていただきましたが、今回は特にリクエストの多かった木村勝智先生（みよし市民病院、スタンダードコース）と、三宅康史先生（帝京大学、アドバンストコース）には再度ご登壇いただけることになりました。また、認知症臨床に関してご高名な浦上克哉先生（鳥取大学）に、精神科医に必要な神経所見の取り方の実習講座をお願いいたしました。
 
　なお、今まで日精協政策委員会が開催して参りましたが、今後は日本精神科医学会学術研修分科会を中心に企画開催いたします。ご希望の先生方は、是非ともご参加のほどよろしくお願いいたします。
 
 　＜今年度の予定＞
　 （１）スタンダードコース：
　　　　「シン・デンズ」 心電図自動診断　対　精神科医
　　 　“心電図自動診断から考える対応”　
 　講師： 木村勝智先生（みよし市民病院第二内科部長兼健診科部長）
 　日時：平成28 年11 月17 日（木）9 時30 分～11 時00 分
　（第5回日本精神科医学会学術大会）
 　場所：仙台国際センター 展示棟   （定員100名　現在まだ若干の空席あり)
 
　（２）アドバンストコースNo.1：
　　　　ひとまず何とかなるか、今すぐコンサルトかを判断する身体診察(急変対応含む)　
 　講師：三宅康史先生（帝京大学医学部教授　救命救急センター長）
 　日時：平成29年1月14日（土）13：00～16：00　
　 場所：日精協会館   （定員30名）
 
 　（３）アドバンストコースNo.2：
　　　　精神科医のための神経所見のとり方講座
 　講師：浦上克哉先生（鳥取大学医学部　教授）他3名
 　日時：平成29年　2月5日（日）　13：00～16：00予定
 　場所：日精協会館    （定員30名）
 
　11月17日のスタンダードコースのみ当日参加も可能となっております。アドバンストコースのご案内は日精協誌11月号に同封いたします。なお、上記ご案内を日精協のホームページ内の精神科医のための身体合併症講習会に掲載いたしますのでご覧下さい。会場の都合上、事前申し込みとなっておりますのでご希望の方はお早めにお申込み頂ますよう宜しくお願い申し上げます。
 
　▼詳細は⇒日精協ホームページ「精神科医のための身体合併症講習会」をご参照下さい。

日本精神科医学会　学術研修分科会　松井隆明