NEWS お知らせ
DPAT研修会 受講者募集のご案内
当協会では、第5回日本精神科医学会学術大会（宮城）において、DPAT研修（講義編）を開催いたします。
DPAT（災害派遣精神医療チーム；Disaster Psychiatric Assistance Team）とは、災害時に被災地で精神医療に関する支援を行うチームです。例えば、災害によって障害された精神科病院機能の補完を行ったり、避難所を巡回して精神的問題を抱える一般住民の方々への対応を行ったりします。DPATは精神科医師、看護師、業務調整員（職種問わず）を含めた数名で構成され、都道府県等を通じて被災地へ派遣されます。昨今では平成27年9月関東・東北豪雨災害（茨城県）や平成28年熊本地震においてDPATの派遣が行われました。
DPATの概要については⇒DPTA事務局ホームページ
当協会では、DPAT活動を支援するための組織（厚生労働省委託事業DPAT事務局）を受託しており、災害発生に備えた研修・訓練の実施や災害時における連絡調整事務の機能を担っております。
本研修会は、DPATにとって必要である災害時の精神医療活動の具体的な手法およびDMATや日赤等の関係機関との連携の在り方について理解を深め、DPATの質の維持および向上を図ることを目的としております。
なお、本研修を受講したチームは、日精協会館で開催予定のDPAT研修（演習編）へご参加いただくことが可能となります。講義編ではDPATの活動理念や災害医療の基本事項に関する講義を、演習編では基本事項を実際に活用できるよう、想定に基づいた演習等を行っています。講義編、演習編ともに受講されたチームを有する病院につきましては、DPAT事務局より所属する都道府県・政令市にDPATとしての登録を推薦させていただきます。
会員病院の災害時における精神医療活動にお役立ていただきますよう、ご案内申し上げます。
研修会の詳細は⇒DPAT事務局 研修情報
（担当常務理事 千葉潜）