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令和7年度 障害者総合福祉推進事業「精神科病院における入退院支援等の実態把握及び課題についての 研究」報告

 日本精神科病院協会(日精協)は、これまで、国のさまざまな調査研究事業に参加し、大きな成果を残してきました。令和7年度は、厚生労働科学研究補助金(障害者総合福祉推進事業)「精神科病院における入退院支援等の実態把握及び課題についての研究」(27番)を受託し、このたび報告書がまとまりました。

 近年、精神障害のある方の地域移行を推進する観点から、「地域生活中心」の理念に基づく精神保健医療福祉施策が進められています。精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築が進む中、精神科病院には、入院医療の提供にとどまらず、入院時から退院後までを見据えた切れ目のない入退院支援の実施が求められています。特に、令和4年改正精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により、地域援助事業者の紹介義務化等、退院促進に向けた措置が充実し、地域移行における精神科病院の役割は一層重要となっています。
 本報告書は、こうした背景を踏まえ、精神科病院における入退院支援の実態を明らかにすることを目的として実施した調査研究の成果を取りまとめたものです。入退院支援を「入院時」「退院時」「退院後」の各段階に区分し、患者・家族への説明や意思決定支援、入院中の治療・生活支援、退院準備、退院後の見守りや再入院予防、就労・住まい・福祉サービスの調整等の実施状況を把握するとともに、院内の支援体制、多職種の役割分担、行政機関や相談支援事業所、訪問看護、地域援助事業者等との連携状況について整理しました。
 調査の結果、精神保健福祉士が退院支援および地域移行の推進において中心的な役割を担っていることが改めて確認されました。一方で、診療報酬上の専従要件等が柔軟な人員配置や効率的な業務遂行に一定の制約を及ぼしている可能性も示唆されました。これらの結果を踏まえ、本事業では精神科入退院支援加算等における精神保健福祉士の配置要件の在り方について提言を行い、令和8年度診療報酬改定において専従要件の緩和が図られるに至りました。
本報告書が、精神科病院における入退院支援体制の充実と、地域生活への円滑な移行のさらなる推進に資する基礎資料として広く活用されることを期待しています。本調査にご協力いただいた病院関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

令和7年度障害者総合福祉推進事業「精神科病院における入退院支援等の実態把握及び課題についての研究」【報告書】はこちらから

(常務理事 中島 公博)


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