NEWS お知らせ

『世界メンタルヘルスデー』

 世界精神保健連盟(World Federation for Mental Health)は、1992年より毎年10月10日を世界メンタルヘルスデー(World Mental Health Day: WMHD)と定めています。そして、世界保健機関(WHO)もこれに協賛し、正式な国際記念日となっています。この世界メンタルヘルスデーでは、日本はもちろん世界中の人々がメンタルヘルスを知り、偏見をなくすことを目的としています。

 厚生労働省では、世界メンタルヘルスデー2025~つながる、どこでも、だれにでも~として、以下のメッセージを発出しています。

 

こころの病気やメンタルヘルスに関する課題は身近な問題ですが、
 そのことに自分自身が気づいたり、周囲の人が気付いたりすることは
 むずかしかったりすることがあります。

 あなたのこころがいつもと違うと感じたとき、
 まずは、ご自身でその不調に気づいてほしい。
 そして、相談や受診などの行動に移してほしい。

 周囲でこころの不調を感じていそうな人がいるとき、
 まずは、その不調に気づいてほしい。
 そして、その人に声をかけてみてほしい。

 

 世界メンタルヘルスデーでは、これに合わせて数々のイベントが用意されています。10月10日日没からは、東京タワー、さっぽろテレビ塔、仙台スカイキャンドル、よこはまコスモワールド、神奈川県庁、横浜市庁舎、川崎市役所本庁舎、東京都都庁。ゆりかもめ新橋駅、お台場自由の女神像、MIRAI TOWER(旧名古屋テレビ塔)、京都タワー、博多ポートタワーなど日本中の多くのモニュメントが、シンボルカラーであるシルバーとグリーンにライトアップされました。

 また、公的財団や民間企業および行政機関等が協賛して、世界メンタルヘルスデーの啓発活動として、「若者のメンタルヘルス~環境変化とメンタルヘルスの関係~」をテーマとする一般向けセミナーが10月8日に行われ、シルバーリボン・ラン&ウォーク2025として、10月1日(水)から10月31日(金)の23時59分まで、全国各地のどこからでも参加可能となるジョギングやウォーキングなどのオンラインスポーツイベントが開催されています。

 この他にも数多くのイベントが用意されています。この機会に、皆さん一人一人がメンタルヘルスについて考え、偏見をなくして、気軽に語り合うことができることを願っています。

(副会長 森 隆夫)