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計画停電時に通電される対象医療機関の見直しについて(緊急要望)

日精協発第12088号
平成24年6月28日

 厚生労働省 医政局
 局長 大谷 泰夫 殿
 厚生労働省 社会・援護局
 障害保健福祉部
 部長 岡田 太造 殿
 精神・障害保健課
 課長 福田 祐典 殿

公益社団法人 日本精神科病院協会
会 長  山 崎  學

 この度、貴職から平成24年6月25日付けをもって計画停電時に通電される対象となった医療機関が発表され、緊急かつ直接的に人命に関わり、重篤な患者の受入を常に行う等の観点から、「2次救急医療機関等」が通電対象とされたところである。
 しかしながら、この通電対象医療機関を個別に確認すると、緊急な医療を必要とする精神障害者等のための精神科救急医療体制を確保する精神科救急医療体制 整備事業を担っている精神科医療機関は、ごく一部の地域を除いて、対象外とされていることが判明した。この対象外の地域において、精神科医療を必要とする 国民が、計画停電によって生命の危機にさらされる事態は、あってはならないものである。
 ついては、通電対象医療機関の見直しを早急に図って、精神科救急医療体制整備事業に参画している精神科医療機関について、「2次救急医療機関等」として 通電対象医療機関とすることは、無論のこと、精神科救急医療体制整備事業の後方支援を行って重篤な患者の受け入れを行っている精神科医療機関についても、 計画停電時に通電される医療機関の対象とするよう、貴職から関係道府県所管部署に対し、指導・徹底されるよう強く要望する。