精神科医療の未来を創造する 公益社団法人日本精神科病院協会

平成２７年１０月８日、９日の2日間、沖縄県宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターにて第４回日本精神科医学会学術大会を開催いたしました。

今回の学術大会は「精神科医療のあるべき姿～多様化するニーズに応える～」をテーマに掲げ、全国各地から１２７１人の参加をいただきました。スライド発表は１５３題、ポスター発表は９６題と会場をフルに利用しての活況を帯びた研究発表の場となりました。

沖縄らしさを感じていただけるよう、実行委員はお揃いの“かりゆしウェア”に身を包み、皆様をお迎えいたしました。この“かりゆしウェア”はアロハシャツにも似ていますが、県知事も公式の場で着用され言わば沖縄の正装とされるものです。台風２３号も発生しましたが幸い東側へ大きく外れ、沖縄独特のスコールが降ったりしましたが開催への影響はほとんどありませんでした。

１日目は開会式の後、山崎學学会長による会長講演、厚生労働省の特別講演と続き、お昼のランチョンセミナーを挟んで、特別招待講演、招待講演、教育講演などと平行して研究発表が行われました。夕方の懇親会では沖縄県精神科病院協会理事の涌波先生が琉装の美女姿で司会を務め、空手の演武や琉球太鼓のエイサーなどが披露され沖縄らしさを演出いたしました。２日目は主にシンポジウムを中心に各種教育講演、講習会が行われました。

閉会式では優秀演題発表者の表彰に続き、大会長の小渡敬先生から次回開催地東北ブロックの第５回日本精神科医学会学術大会大会長　伴亨先生へ学会旗が引き継がれ、大会終了となりました。来年の学術大会は「多難な時代の精神科医療～震災・医療経済・少子高齢社会…希望そして創造」をテーマに掲げ、仙台にて開催いたします。

成功裏に終了いたしましたことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 手作りのお持てなしを心がけましたが、不行き届きの点がありましたらご容赦ください。

（大会実行委員長　平良直樹）

各賞受賞者は以下の通りです

第４回日本精神科医学会学術大会（九州地区） 一般演題：表彰