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新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に関する堀内担当大臣との意見交換

 日本精神科病院協会、日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会の4団体の会長等が令和3年11月26日(金)新型コロナウイルスワクチン3回目接種に関して、堀内ワクチン接種推進担当大臣と意見交換を行いました。
 意見交換は、「ワクチン接種において医療機関がどういう働きをしているか」「3回目接種への懸念など」をテーマとして行いました。
 当協会からは山崎会長が出席し、次のように求めました。
 精神科病院では閉鎖的な空間が比較的多いため、クラスターが発生しやすい環境にあります。実際今回のコロナ感染の実情については、本年9月時点で会員病院1185病院のうち310病院でクラスターが発生しておりまして感染者総数でいうと約5000人、そのうち患者さんは約3000人でした。軽症の患者さんは大体自院で診療し、中等症の患者さんは他でなかなか受け入れてもらえないという状況でありました。このような中で、搬送できずに亡くなった患者さんが235人おりました。
 こうした背景から、精神科病院を中心にした形でもって感染症の対応のステージというものを考えていただきたいということと、閉鎖的な空間が中心となっていることから、3回目の接種については一般の高齢者施設と同時に精神科病院のブースターを優先して接種できるようにしていただきたいと思います。