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日精協が精神保健指定医の不正資格取得に対する声明を発表

 平成28年10月26日、厚労省精神保健指定医資格審査部会において、89名の指定医不正取得に関わる者の処分が決定されました。これを受け、日本精神科病院協会では本件に対する声明を発表しました。
 
 昨年の聖マリアンナ医科大学における精神保健指定医(以下 指定医)の不正資格取得事件に引き続き、今回89名もの驚くべき数の不正資格取得者の氏名が発表されたことを遺憾に思うとともに、精神保健指定医の資格試験そのものが制度疲労を起こしており、試験や研修の方法を改革すべき時期に差し掛かっていると主張し、厚労省に改善案の申し入れをいたしました。
 
 精神障害者が置かれている偏見や差別の現状を踏まえ、我々精神科医療関係者が、その人の人権を先頭に立って守るのだという気概をもって、日々の臨床に精進することを国民に誓うとしています。
 
精神保健指定医の不正資格取得に対する声明(日精協ホームページ)